近年よく耳にするようになった「一粒万倍日」。新しいことにチャレンジする、財布を買い替えるなど「何かを始めるのに最適な縁起のいい日」とされています。
そんな吉日に、日本橋の「福徳神社」と「榮太樓總本鋪」がタッグを組み販売する「一粒万倍もち」。
これがめちゃくちゃおいしい!限定販売ということで早々に売り切れることもある「一粒万倍もち」、そしてチケット当選祈願で大人気の「福徳神社」についてあわせてご案内します。
榮太樓總本鋪の歴史についてはこちら▼をどうぞ。
「一粒万倍もち」で運気アップ!

片手にのるくらいのサイズ感ですが、ずしっと重い。
包みの中には、木べらがはいっていて、直径3cmほどの餅玉を1こずつすくうのにベストな幅。


このあんこのボリューム…っ!あんこ好きにはたまらない!

舌触り滑らかな甘めのこしあんとぷにぷにもっちりのお餅。
もち米の味がしっかり感じられ、すこし塩味がきいているので、あんこといい塩梅で手が止まりません。6口で食べ終わってしまう。
「一粒万倍もち」を購入するともらえる、お米の形をした「一粒万倍絵馬」。
この絵馬に願い事をかいて、福徳神社に設置してある専用の絵馬掛所に吊るしましょう。

きちんとお焚き上げをしてくださいます♪
販売日と購入可能な店舗

販売は榮太樓の一部店舗にて、一粒万倍日当日とその前日のみ。
オンラインでの販売はなく、現地でしか購入できないこともあり「売り切れで買えなかった」と嘆きのつぶやきも見受けられるので、購入できたらそれだけでラッキー♪

消費期限は購入日の翌日です!
♯販売店舗
・ 日本橋本店
・ 三越日本橋本店
・ 高島屋日本橋店
・ 玉川高島屋S・C店
・ 京王新宿店
・ にほんばしえいたろう アトレ恵比寿店
推しがいる人必見!「福徳神社」

東京メトロ銀座線・半蔵門線の「三越前」駅から徒歩1分。
高層ビルに四方を囲まれて鎮座している「福徳神社」。

創祀は貞観年間(859~876年)今から1100年以上も前といわれ、主祭神は五穀豊穣の神様である「宇迦之御魂神(うかのみたまのみこと)」です。

この頃からすでに日本橋に鎮座していたとか。
江戸城からほど近い福徳神社は、徳川家康をはじめとする歴代の徳川将軍家の信仰も厚かったといいます。
富くじと当選祈願

福徳神社の絵馬には「〇〇のコンサートに行けますように」といった願い事が多く書かれています。
さて、なぜ福徳神社がチケット当選祈願で人気の神社なのか。
いわれは「富くじ」からきています。
富札を売り出し、札を錐で突いて当たりを決め、当たった者に褒美金を給する、今でいう「宝くじ」のこと。
主に江戸時代に行われた資金集めの手法ですが、民衆の欲心をいたずらに煽るものとされ、幕府はたびたび禁令をだしています。
一方で享保年間、「暴れん坊将軍」こと8代将軍・徳川吉宗の時代になると由緒ある寺社に限り、建物の修復費捻出のために富くじの販売を公認するようになります。
そのひとつが徳川家の信仰も厚かった、この「福徳神社」というわけです。
また、その中で社号が“福富”と縁起がいいこと、2代将軍・秀忠より江戸城から合祀されたのが金運の神・弁財天であったことで注目をあつめ、庶民から人気を博したとされています。
「江戸大富集」によると福徳神社の富くじは、当たりくじの金額が最高額の300両!

宝くじが「当たる」由緒厚き寺社。転じてチケット当選祈願として、休日は参拝者が途切れることなく訪れる人気の神社となったのです。


推し活のお供にもってこいの、金運・宝くじ・チケット当選にご利益のある御守り「富籤守」もあります♪

夏には期間限定で、江戸風鈴がならぶ「森の風鈴小径」が登場します。夜間のライトアップは、インスタ映え間違いなし!
榮太樓から福徳神社へのアクセス
榮太樓總本鋪 日本橋本店から福徳神社へは、徒歩7分。
日本橋のシンボルである「日本橋」を渡り、来年350周年を迎える日本橋三越本店を左手にみながら中央通りを直進します。


銀座や日本橋は“これぞ東京!”という街並みですが、この中央通りは江戸時代からほぼ変わらぬ形で存在しているとおもうと浪漫がありますね。
さいごに

老舗の榮太樓總本鋪×歴史深い福徳神社。現在まで長く続いてきた双方の天運も味方につけたご利益万倍の「一粒万倍もち」。
おいしいものを食べるとそれだけで幸せな気持ちになりますよね♪
ぜひ、縁起の良い日に特別なものを食べて、運を引き寄せてみてはいかがでしょうか。